前回記事の続きで、「Reborn-Art Festival」に行った記事を書く。
前回は石巻駅周辺の話をしたが、フェスティバルは牡鹿半島の先端部分でもやっていて、そっちのほうはよりのどかで自然豊かで、雰囲気の違うエリアとなっている。
石巻の手作り地図。
前記事で肝心のアートの内容にあんまり触れてないんだけど、印象に残ったのは海辺のホテルの屋上にカラオケを設置して対岸に見える金華山に歌を奉納するアクティビティとか、草間彌生の作品とか。(レンタル?らしい)
【PENTAX SP レンズはCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8 フィルムはlomography100】
デート中のカポー
今回のフェスは食も一つのテーマだったのでカフェもあった。海を見ながらのんびり。
漁業で使う浮き。奥のほうに見えるのは養殖用の貝殻かな???
あんな津波があったなんて言われなければ想像できないほど海は静かできれいだった。そして町のすぐ近くに海があって、漁業が盛んな様子もあって、津波があるからといって海から遠くに住めばいいとか単純な問題じゃないんだと実感した。カキも食べたけどめちゃめちゃぷりぷりしてておいしかった。
右奥に見えるのはシカのオブジェ。近づいて撮ろうとしたらフィルム切れた。
この後ろに船や車がずらっと並んでいた。
バス停?の近くにあった休憩するスペース。
旅の途中で仲良くなった元報道カメラマンの方が、「アサペンじゃん!俺はこれが欲しくてカメラマンを始めたんだよ~~貸してみなさい」と言ってわれら母子の写真を何枚か撮ってくれた。知らない人からカメラに興味を持ってもらえたことは初めてだったので、結構うれしかった。
その方は3.11で結構被害にあわれた町の出身だったのだが、故郷の写真は結構撮っていたので、避難されている町民に写真を見せたところみなさん今はない町の姿が映された写真を見て、とても感動されていたのだという。
「震災の後に変わった町の写真は撮らない。」とその方は言っていた。
最近写真ってパシャパシャ撮ってすぐ見て~って感じだったけど、そういえばもう見ることのできない景色をずっとずっととっておけるのも写真の大事な役割だよなあ、と改めて感じた。
あんまりやる気のない旅だったけど行ってよかった。