9月初旬の話になるが、母親と「Reborn-Art Festival」のために石巻に行ってきた。
アートに造詣の深い母親の血を受け継ぐことなく、土木構造物とか建物とか生活用品とかに美というか面白さを感じる私としてはあんまりノリノリではなかったんだけど、こういう風に街で行われている芸術祭はその街に降り立って街の空気を感じることも含めアートとしているような向きもあったので、興味を持って回ることができた。
あとは震災から半年くらい?に石巻にボランティアに行ったことがあったので、街がどんなふうになっているのかも気になっていた。
フェスティバルは石巻駅周辺と牡鹿半島の中部、先端のエリアに分かれていて、まずは駅周辺をふらふら歩いてみた。
【PENTAX SP レンズはCarl Zeiss Jena Flektogon 35mm F2.8 フィルムはlomography100】
「観慶丸」という陶器店だった建物。フェス中は会場の一部となっていた。船で品物を運んでいた江戸時代から始まったお店で、築80年を超える木造建築(!)らしい。
駅から続く商店街の建物のあちこちには3.11の津波の水位が記されている(こんな風に手描きなのはたぶんここくらいだけど)軽く身長を超える高さ。
駅周辺は津波を受けたまま放置されている建物もあれば、まったく建てかえられ今風過ぎる建物もあってちょっと違和感のある光景が多かった。
石巻は日本製紙の大きな工場がある。津波の浸水被害を受け、閉鎖も考えられたらしい。
次の記事では半島中部・先端の話を書きたい。海がとてもきれいだった。